紫苑は淡い紫色の花が美しい、古くから親しみのある花です。
紫苑の花言葉…
「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」
誰かが言った、『人は2度死ぬ』という言葉。『1度は肉体を失ったとき、2度目は忘れられたとき』だと。
形あるものはいずれ壊れる。必要なくなって手放してしまったり、何時の間にか失くしてしまったり、壊れたり。
紫苑が古くから日本に生息している証明となるのは、紫式部が著した「源氏物語」や「今昔物語」に紫苑を描いているからです。言葉は壊れません。何百年過去のものでもこうして現在に伝わるということは、形のあるものよりもずっと息づいていくのではないでしょうか?
そこに咲いていた花が、来年もまた同じように咲くとは限りません。ただそこにあったという事実は、文字に残した、そのページを開くだけでその事実を知っている本人だけではなく、読んだ人の心にも残るでしょう。
そしたら、きっと2度目の死はないのかもしれません。
そんな気持ちで、SHIONを立ち上げました。
皆様の失った事への喪失感や忘れる事への恐怖が、少しでも軽くなるお手伝いができますように。